こんにちは。
“わんこのための石けん&ホームケア”をお伝えしている
村上かおりです。
のんびり屋のゴールデンレトリバー男子2頭と
逗子でのんびり暮らしています。
みなさんは
愛犬をシャンプーする頻度は
どのくらいですか?
ネットなどで検索すると
2週間に一度とか
1ヶ月に一度くらい
と書いてあることが多いです。
中には週に一度という方もいました。
最近の清潔ブームの影響もあって
こまめにシャンプーする方が増えているように感じます。
先日、たまたまお散歩中にあった方は
「週に2度、薬用シャンプーで洗っている」
と話していました。
「そのくらい洗わないと、
皮膚の細菌が増えちゃうらしいよ」
う、う~ん……
確かに、獣医さんの指示で
こまめなシャンプーをするように
言われることはあります。
皮膚トラブルに悩んでいて
獣医さんの治療を受けているならば、
(その獣医さんの治療方針に納得したならば)
指示にはきちんと従うべきだと思います。
でも、特別なトラブルがない場合も
そのペースで洗い続けるのは
どうなのかな……と思います。
皮膚の一番外側には「表皮」という部分があって
細胞がレンガのように積み重なっています。
この部分が
体の水分が外に出てしまうのを防いで
外界からのいろいろな刺激もブロックしてくれます。
いわば
体を守るバリアのような大事な部分。
その表皮、
人間の大人は厚さ約0.2ミリです。
(細胞の層は10~15層)
それに比べて
犬の表皮はわずか3~5層しかありません。
その薄い表皮のレンガのような細胞を
つなぎあわせているのは
セラミドなどからできている細胞間脂質です。
この細胞間脂質は
洗浄力が強い界面活性剤で洗うと
壊れてしまうことがわかっています。
みなさんも強い洗剤で手を洗うと
手の脂がごっそりとられて
カサカサ&ガビガビになった経験ありますよね。
犬の皮膚だって
洗浄力の強いシャンプー剤で
しょっちゅう洗ったら
同じことが起こります。
それに
なぜかニオイやべたつきの原因として
毛嫌いされている皮脂だって
犬の皮膚と被毛をコーティングして体を守るという
立派な役目があるのです。
何事も
やりすぎは
犬のからだには良くないなあ…
と思うのです。
うちの犬たちは
私の作った石けんで
月に一度くらいのペースでシャンプーしています。
冬場は
2ヶ月に一度くらいになることもあります。
余分な油と汚れは落とすけれど
必要な皮脂はちゃんと残す石けんのおかげで、
そんなスローペースのシャンプーでも
カサつきやベタベタとは無縁です。
ひどい体臭に悩まされることもありません。
ほんのりと香る犬臭さはありますよ。
でも、犬ですから♥
まったく無臭というのは不自然な気がします。
それに、
ほんのり香る愛犬のニオイって
私にとっては
最高の癒やし……(犬バカあるある)。
それから
「皮膚の細菌が増える」
ということですが、
もともと
犬の体には常在菌がたくさん存在しています。
(もちろん人間も)
この地球上に生きている限り
無菌状態ではいられないのです。
そして、
たくさんの常在菌とうまく共存していくのが
本来の生き物の姿だと思います。
この辺のお話は
犬の腸内細菌のお話にも通じるので
また今度ゆっくりと…。
…というわけで、
我が家の犬達はのんびりと月イチシャンプーです。
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