湘南いぬ部★おうちでできる愛犬ケア

飼い主だからできる愛犬のホームケア&愛犬の皮膚に優しい手作り石けんのこと

私が完全手作り食にしているワケ⑦〜お肉と魚の選び方と調理法

こんにちは。

 

“わんこのための石けん&ホームケア”をお伝えしている

村上かおりです。

 

「私が完全手作り食にしているワケ」のこれまでの記事は

下のリンクからお読みいただけます。

 

①ドライフードを止めたきっかけはストラバイトでした

②ストラバイトの原因はドッグフード?

③獣医さんに習った、我が家の手作り食の作り方

④お野菜選びは薬膳の考え方で

⑤体調に合わせたお野菜選び~下痢編

 ⑥体調に合わせたお野菜選び〜湿疹編

 

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我が家の今日の犬ごはん。

馬肉

野菜(キャベツ、トマト、かぼちゃ、アスパラガス、おくら、しめじ)、

雑穀米、はとむぎパウダー、ハーブ、卵殻パウダー、リンゴ酢。

同じゴールデンレトリバーの成犬でも、

その子によって食事量はけっこう違います。

 

 

前回と前々回の記事で

手作り食のお野菜選びについてお話しました。

 

今回は、メインのタンパク質(肉や魚)の選び方です。

 

お肉や魚の選び方も、基本的にはお野菜と同じで

 体を温めるお肉

 温めも冷やしもしないお肉

 体を冷やすお肉

のどれを選ぶか…というところから始めます。

 

 

体を温める肉・魚

 

 鹿肉、鶏肉、ラム、マトン、鶏レバー、豚レバー、牛すじ

 アジ、イワシ、鮭、サバ、カジキマグロ、ブリ、マグロ、鯛

 

 *こんな時におすすめ

 

 体が冷えている時、

 特に胃腸が冷えている時、

 なんとなく気力が落ちている時。

 鶏肉は特に病中・病後の体力低下の時におすすめです。

 

温めも冷やしもしない肉・魚

 

 牛肉、豚肉、牛レバー、豚の心臓、豚の腎臓、鶏の砂肝

 カツオ、ウナギ、鯉、サヨリ、サンマ、タラ、ヒラメ

 

 *こんな時におすすめ

 

 体が熱くなりすぎるのを防いでくれるので、

 1年を通してよく使います。

  

体を冷やす肉・魚

 

 ウサギ、鴨、七面鳥(いずれも涼)

 馬肉、牛タン(いずれも寒)

 

 *こんな時におすすめ

 

 夏場

 体に熱がこもっている時

 体にこもった熱が原因で皮膚にトラブルがある時(赤い炎症、かゆみなど) 

 

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我が家では生食はしていないので

いずれの肉・魚も火を通しています。

水で茹でるのが基本ですが、

食欲が落ちている時などは

フライパンで焼いてあげると

香ばしい匂いのおかげで食欲が増すことが多いです。

 

なかなか食のすすまない子の場合は

ぜひ焼いたお肉も試してみてくださいね。

 

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また、調理法によっても

体を温める作用に影響します。

 

火をいっぱい通す調理法は

体を温める作用を強めます。

 

一番温める作用が高くなるのはローストです。

圧力調理も温める作用は高いです。

もちろん生が一番冷やす作用が高くなります。

ゆでるのは、ちょうど真ん中くらいです。

 

余談ですが、

ドッグフードはかなり熱を加えて調理されています。

ですから体を温める作用がとても高いのです。

 

 

また、調理法だけでなく

与える時の温度も案外大切です。

 

基本は人肌程度に冷ましたもの。

夏場の暑い時は、もう少し冷まして。

逆に冬場は触った時にちょっと温かく感じるくらい。

私はあげる時に、必ずよく手で触ってからあげるようにしています。

 

夏場でも触って冷たいほどは冷やさないでくださいね。

胃腸が冷えて消化が悪くなってしまいますので。

 

 

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肉・魚を加熱して与える時に注意が必要なのは

「加熱した骨を与えない」ということです。

 

生食をあげている場合は、肉と一緒に骨をあげることがあります。

生の骨は噛み砕いた時に鋭い断面にならないので

そのまま食べても大丈夫と言われています。

生の鶏の手羽先など大好きな子も多いです。

 

けれど、骨類は加熱してしまうと

噛み砕いた時に尖った形で裂けるように割れるので

そのまま食べると消化器を傷つけてしまう恐れがあります。

 

くれぐれも

火を通した骨付きの肉・魚はあげないようにしてください。

 

ただし、魚の場合は圧力鍋で煮込むと

骨までホロホロと崩れるほど柔らかくなります。

 

我が家では安いサンマやイワシ、アジなどが手に入った時は

頭と内臓をとった後

筒切りにして圧力鍋で20分ほど水煮します。

 

我が家は鶏アレルギーがあるので鶏の生骨をあげられないので

魚の骨は大切なカルシウム源です。

 

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肉・魚をあげる時に、気をつけていただきことがあと2つあります。

 

まずひとつは、

脂の部分をあげすぎないで…ということです。

 

脂肪分は消化の負担(特に膵臓)になります。

多少の脂肪分は体に必要ですが、

あくまでもほんの少し…とこころがけましょう。

 

我が家では脂肪分の多い豚肉はヒレを使うようにしています。

そして茹でることで

余分は脂肪をなくべく落とします。

 

2つ目は

1種類の肉や魚だけをあげ続けないこと。

 

ひとつの食材だけをあげ続けることは

アレルギーの原因にもなりますし、

いくら薬膳的な効能がある食材も

同じものを摂りすぎると

「過ぎたるは及ばざるが如し」で

別の問題を起こす可能性もあるのです。

いろいろな栄養をまんべんなく取り入れるためにも

食材はローテーションを心がけています。

 

続きの記事はこちらからお読みいただけます⬇


(続く)

 

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